普通に使っている限り、そういったインフラが突然壊れてしまう事はありません。しかし、キッチンの排水口はしばしば不具合を起こします。異物が詰まりますと、水が正しく流れなくなります。排水の機能が麻痺すれば、洗い物で出た汚れた水が流せなくなります。また水が溜まる一方になれば、炊事や洗い物が全く出来なくなります。
詰まりの原因は色々です。切った野菜や魚の骨などが、誤って排水口に流れてしまい、それがストッパーになってしまっている事があります。小サイズの残飯であれば、詰まる事はありませんが、ほとんど切られていない廃棄物は排水口の中に挟まりやすく、それが一つや二つ程度なら水は普通に流れますが、毎日そういった大きな残飯を流し続ければ、キッチンの水回りが故障します。フードディスポーザー等の設備があれば、残飯を粉砕して流せますが、普通の家のキッチンの場合、残飯は別途袋に分けて処分しなければ、水回りが壊れてしまい、修理の必要が出てきます。
キッチンの排水口の詰まりを解消する方法
キッチンの排水口の詰まりを、自力で解消する方法がいくつかあります。まず、キッチンの排水口のトラップを取り外して、不要になったタオルを配管に詰めて蓋をしますが、後から引っ張れるようにタオルの端は少しだけ出しておきます。
そして、シンクの6~8割程度の高さに、70~80度ほどの温度のお湯を溜めて、最後にタオルを抜いて一気にお湯を流し込みます。仕上げに、重曹やパイプクリーナーを使用してきれいに洗浄します。
その他には、ペットボトルを使って解消する方法もあります。まず隙間ができないように、ペットボトルの口を配管の口に合わせます。そして、空気を送り込むために、ペットボトルを何度かペコペコとへこませて、ペットボトルを抜くという手順を何度か繰り返します。この際、使用するペットボトルは、空気量が多くなるので大きいほうが望ましいです。
それから、市販のパイプクリーナーの洗浄効果を高める使い方もあります。まず、使用する前に40~50度ほどのお湯にボトルをつけて温めます。そして、直接洗浄液を流し込み、最後に60度ほどのお湯で洗い流します。この際、お湯の温度が高すぎると、ボトルが破裂する可能性があるため、必ず40~50度ほどのお湯で行うことが大事です。自分で直せる自信がない場合や、原因が分からない時は業者に相談することが大切です。そんな時はお気軽に住まいる水道までご相談下さい。水回りのプロが対応させて頂きます。