まずは排水口のフタを取り外し、その中にタオルを詰め込みましょう。軽く詰めるのではなく、栓をするようにしっかりと詰め込むのがポイントです。さらに、タオルを全部詰めてしまうと取り出す時に困ってしまうので、端っこは詰めずに排水溝の外まで出しておくようにしましょう。準備が出来たら、シンクいっぱいにお湯を溜めます。半分以上溜めれば解消できるケースがほとんどですが、心配な場合はできるだけ多く溜めておきましょう。お湯の温度は70度から80度ほどで十分ですが、熱い方が効果が大きくなるのでおすすめです。
ただ、あまりに温度が高いと排水溝の素材を変形させてしまう可能性もあるため、沸騰しているようなお湯は避けたほうが無難です。お湯が溜まったら一気にタオルを抜き、お湯を勢いよく排水溝へ流しましょう。これだけである程度詰まっている状態を解消することができます。それでも解決出来なかった時は住まいる水道までご相談下さい。
排水管の汚れは高圧洗浄が効果的
排水管からのにおいが気になりだしたら、市販の配管洗浄剤などを使って洗浄している人も多いかもしれませんが、なかなかにおいが解消しないというケースも少なくありません。排水管には、トラップと呼ばれる構造があり、下水からにおいが上ってくるのを防いでいます。ここに汚れが詰まってしあむことで、排水管内部からにおいが立ち上ってきてしまいます。
パッキンの劣化や接続部分がゆるんでいると、においだけではなく水漏れの原因にもなりますから、注意が必要です。におい対策には、こまめに掃除をすることが大事です。また、意外かもしれませんが、大量のお湯を一気に流すことで、水圧で汚れを洗い流すことができます。1ヶ月に1度の周期で、定期的に行えば、汚れの防止にもなります。
そのほかにも、重曹とお酢を使って洗浄することができます。重曹を振りかけたあとに、お酢を撒いてお湯を流し込むことで、詰まりを溶かして洗い流すことができます。通常の汚れなら、上記の方法で解消することができますが、それでも詰まりがなおらない場合には、高圧洗浄を検討しましょう。排水管の洗浄は、完全に詰まってしまってからでは手遅れとなることがありますから、定期的に洗浄して予防しましょう。