|口コミによる節水の落とし穴

こんにちは。住まいる水道です。
今年もいよいよ梅雨の時期が近づいてまいりました。雨天を好まれる方は少ないかもしれませんが、この時期にある程度の量の雨が降ってくれないと、数か月後に水不足になりかねませんので、降るべき時にしっかりと降っておいてもらいたいものです。
そんなわけで、今回の投稿はありがたい水資源の節水についてお話しをしたいと思います。
節水にも、いろいろな方法が紹介されたり、口コミで広がったりして、関心を持つ方もいらっしゃるでしょう。
今年もいよいよ梅雨の時期が近づいてまいりました。雨天を好まれる方は少ないかもしれませんが、この時期にある程度の量の雨が降ってくれないと、数か月後に水不足になりかねませんので、降るべき時にしっかりと降っておいてもらいたいものです。
そんなわけで、今回の投稿はありがたい水資源の節水についてお話しをしたいと思います。
節水にも、いろいろな方法が紹介されたり、口コミで広がったりして、関心を持つ方もいらっしゃるでしょう。
インターネットがまだそれほど普及していなかった20年ほど前までは、いわゆる口コミで広がった節水方法が雑誌で紹介されたりしていました。
例えば
トイレのタンクに、水を入れたペットボトルを数本入れただけで、その容量分は節水出来ると言ったもの。
結論から言えば、これはNGです。
水洗トイレの洗浄水は、便器の構造などから設計計算されて水量が決められています。
それを減らしてしまえば、当然水量不足になるためにつまりの原因にもなります。
それどころか、タンク内部の金具の破損なども起きてしまう恐れがありますので注意しなければなりません。
実際に、「つまり」や「流れが悪い」、「トイレの水が止まらない」などの修理依頼で現場に行って確認してみると、この節水方法をやっていたのが原因だった事が多くありました。
状況と原因を説明しても、「なんでうちだけなったの?便器が悪いんじゃないの?」と逆にお叱りを受ける事があって苦労した経験もあります。
ペットボトルを1本ならまだいい方ですが、3本も入れていた所もありました。
「〇〇さんに聞いたからやってみた…」
「雑誌で紹介されていた」
こうしていつの間にか、間違った節水方法が口コミで広がってしまうようです・・・。

|節水はやり方にポイントがある
「節水したいけれど、水量を減らすのはNGなんでしょう?」と思われるかも知れませんが、トラブルにならないやり方をすればいい訳です。
トイレタンクのような場合は前例のような事があるのでおススメ出来ませんが、最近の便器は節水型仕様になっていて、少ない水量でも効率よく流れるように工夫されています。
また、節水をする時によく言われるのは、水の出しっぱなしですね。
洗い物やシャワー、洗濯すすぎなどでやってしまいがちな行為です。
髪を洗う時にはシャワーを出しっぱなし・・・という方もいるかも知れません。
洗う時には止めて、すすぎだけ出すのがいいのですが、髪を洗う時はどうしても手探りで操作する事も多いためか、出しっぱなしにもなりがちです。
最近では、シャワーにも圧力はそのままで水量を減らす「節水型シャワーヘッド」が市販されていて、こうした物に交換するだけでも節水対策になると思います。
値段も数千円程度で、ホームセンターなどでも見かけますし、自分でも簡単に交換が出来ます。

洗濯にもお風呂の残り湯を使う方も多いと思います。
ただ、お風呂からバケツで運ぶのは面倒、全自動洗濯機だから無理と考えてやらない方もいるかも知れません。
しかし、ホームセンターに行くと、残り湯を洗濯機にくみ上げるミニポンプも販売されていますし、最近の全自動洗濯機には、お風呂の残り湯を自動でくみ上げるポンプ内臓の物もあります。
お風呂の浴槽に溜める水の量は1回で200リットルほどと言われており、かなりの量になります。ですので、出来るだけ再利用することで、この200リットルを有効に使用することが大切です。
お風呂の浴槽に溜める水の量は1回で200リットルほどと言われており、かなりの量になります。ですので、出来るだけ再利用することで、この200リットルを有効に使用することが大切です。
|最後に
いろいろと書きましたが、要はどれだけ無駄な水を出さないかが大事で、実感としては「こまめな止水」が一番だと感じます。
こういった地道に見える節約が積もって、山となっていきます。
間違った口コミをうのみにすることなく、適切な節水を心がけていきましょう。こういった地道に見える節約が積もって、山となっていきます。